清水建設など大熊で、汚染土壌、濃度別に分別の装置実験
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大手ゼネコンの清水建設は、セシウム汚染土壌を高濃度と低濃度に高い精度で分別する装置を富士電機(東京)と開発し、福島県大熊町で15日、実証実験を公開しました。福島第1原発事故の除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設の建設コスト低減につながる可能性があります。
中間貯蔵施設は汚染土壌を1キログラム当たり8000ベクレル超の高濃度と、それ以下の低濃度に分けて保管します。清水建設によると、これまでに提案された分別装置は、汚染土の形状が一定でないことなどから誤差が大きく、万全を期すためには分別設定値を4000ベクレルに下げる必要があるそうです。
開発した装置では、土壌を一定の重量に区分けし、形状をローラーで均一化。LED光で形状を正確に測定することで、測定値の誤差を20パーセント以下に抑えることに成功しました。分別設定値を6400ベクレルに上げられるため、高濃度として保管する土壌の量を30パーセントほど削減できます。
高濃度汚染土壌の保管施設は、遮水構造を備える必要があります。清水建設は「高濃度に分別される土壌を減らすことで、中間貯蔵施設のコスト削減につながる」と説明しています。
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