復興需要 型枠大工の不足深刻
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東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県で、建設業の職人不足が深刻化しています。中でも「型枠大工」は、求人に対して求職が極端に少ないミスマッチが際立ちます。復興需要に支えられて労務単価は改善傾向にあるものの、仕事の厳しさなどから若年層が敬遠する傾向が強いです。職人の高齢化が進み、「地元の若い人材を育てないと、10年後には型枠大工が激減するかもしれないです」と関係者は危機感を抱きます。
震災以降、建設業界は活況を呈し、大工たちの表情は明るくなりました。
「完成して引き渡す時には感動します。なくてはならない仕事で、やりがいを感じます」と話します。ただ、70代の職人の手を借りるほど忙しく「ベテランに頼れなくなったらどうなるか」と不安が頭をよぎることがあります。
東北6県の7月の建設業関連職種の求人倍率によると、各職種とも県全体の倍率を上回ります。特に型枠大工や鉄筋工などの「建築躯体(くたい)工事の職業」は、青森を除く5県で突出して高いです。
工事会社35社でつくる宮城県型枠工事業協同組合の副理事長は「型枠の仕事は道具類が多く、覚えることがたくさんあります。被災地には復興関係の仕事もあり、人が集まりにくいです」と語ります。
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